2026年8月のベアリングス世界景気循環図
投資判断の材料の1つであるベアリングス世界景気循環図について、ベアリングス・ジャパンの先進国ソブリン債券チームが解説します。
今月は、ユーロ圏と英国がどちらも景気後退局面から景気拡大局面へと改善しました。ユーロ圏はZEW景気期待指数、英国は消費者信頼感指数とサービス業PMIの改善がそれぞれ主に寄与しました。これらはいずれも景況感や先行き見通しを数値化したソフトデータであり、中東情勢の緊張緩和期待を受けたエネルギー価格の下落が作用したと見られます。また豪州とNZがともに景気後退局面から景気減速局面へと移りました。景気は縮小方向にあるとの判断が維持された一方、製造業PMIの改善により景気の強弱を示す水準が上昇しました。AI関連投資などを背景とするグローバル製造業の持ち直しが続いており、各国が全体的に景気循環図の上方に集中する状況になってきました。